素材:鉄、真鍮、ステンレス サイズ:W500×D1200×H550mm
動物とスポーツの融合をテーマに、ペンギンとボブスレーを組み合わせた作品を制作した。様々な鍛金技術を用いて、作品の素材として使用した鉄の質感を引き立てながら、動物とスポーツが一体となる瞬間の魅力を表現ている。ボブスレーの横にはガラパゴス諸島の座標が記されており、ペンギンが南極からガラパゴス諸島へ向かう旅路を象徴している。
主に鉄板を用いた本作品では、絞り技法、ガス溶接やアルゴン溶接といった接合技法によって、ペンギンが表現されている。また、ボブスレー部分は鉄板をヘラ絞りで形成するなど、様々な制作工程を経て、作られている。 工芸技法と機械加工、どちらの要素も作品の中に落とし込むことで、在学中に習得した技術を着実に活かしながら、手仕事と機械仕事を上手に混ぜ合わせた作品となった。 まだまだ多少の荒さも目立つが、あえてリアルに表現しなかったペンギンの姿など、どこか愛着の湧く、作者独自の世界観が感じられる。 細やかな設定にユーモラスも含み、鑑賞者に、様々な想像を膨らませてくれる作品となっている。 現時点で精一杯作り込むことができた作品となっているのではないだろうか。 今後の制作活動にも自信を持って、そして、更なる高みを目指して挑戦し続けてほしい。
作者によるコメント
動物とスポーツの融合をテーマに、ペンギンとボブスレーを組み合わせた作品を制作した。様々な鍛金技術を用いて、作品の素材として使用した鉄の質感を引き立てながら、動物とスポーツが一体となる瞬間の魅力を表現ている。ボブスレーの横にはガラパゴス諸島の座標が記されており、ペンギンが南極からガラパゴス諸島へ向かう旅路を象徴している。
担当教員によるコメント
非常勤講師・内田 望
主に鉄板を用いた本作品では、絞り技法、ガス溶接やアルゴン溶接といった接合技法によって、ペンギンが表現されている。また、ボブスレー部分は鉄板をヘラ絞りで形成するなど、様々な制作工程を経て、作られている。 工芸技法と機械加工、どちらの要素も作品の中に落とし込むことで、在学中に習得した技術を着実に活かしながら、手仕事と機械仕事を上手に混ぜ合わせた作品となった。 まだまだ多少の荒さも目立つが、あえてリアルに表現しなかったペンギンの姿など、どこか愛着の湧く、作者独自の世界観が感じられる。 細やかな設定にユーモラスも含み、鑑賞者に、様々な想像を膨らませてくれる作品となっている。 現時点で精一杯作り込むことができた作品となっているのではないだろうか。 今後の制作活動にも自信を持って、そして、更なる高みを目指して挑戦し続けてほしい。